ホストの平均的な就業時間は6~7時間です。特に決まりがあるわけではなく、働いているホストクラブの営業時間に左右されます。また、ホストの実力や役職でも変わります。その他、一般業種における「早出」や「残業」にあたるものもあります。ホストの就業時間についてまとめました。
ホストの就業時間は営業時間+1時間~
現在のホストクラブの営業区分は2種類あり、それぞれ1部営業・2部営業と呼ばれています。
1部営業は夜~深夜までの営業、2部営業は朝~昼までの営業です。
1部営業は20時~25時までの営業が一般的で、営業開始時間は店舗によって前後1時間ほどの違いがあります。営業終了時間は法律上の決まりがあるので後にズレることはありません。
2部営業は午前6時~12時頃まで。開店時間は法律上の決まりがあり、6時より早くはなりません。1部営業に比べて閉店時間にかなりばらつきがあり、早い店舗だと9時頃には閉店しています。
営業開始・営業終了後にはミーティングや準備・片付けの時間があるので就業時間は1時間ほどプラスされます。
実力があるホストや偉いホストほど就業時間は自由
ホスト業界はかなりの実力主義。働いている年数が同じでも売上が多いホスト、役職に就いているホストほど様々な自由・特権が与えられています。
就業時間もその一つで、実力あり・役職ありのホストは営業開始時点で出勤していなくてもOKの場合があります。いわゆる「重役出勤」と言うやつです。
役職ホストの場合は店内の統率をとったり、営業前のミーティングの進行を行ったりするため、逆に一般のホストより早く出勤することもあります。
ホストの時間外労働時間
ホストの就業時間は6~7時間ほどですが、これはあくまで店内での話。ホストの仕事は店外にもシームレスで及びます。
一般的な早出(はやで)にあたるのは「同伴」。営業開始前からお客様と店外デートを行います。最終的に営業開始したお店に向かい、店内で過ごします。店外デートの時間に制限はありません。よほどお金を使ってくれるお客様なら長時間に及ぶことも。
一般的な残業にあたるのは「アフター」。営業終了後にお客様と店外デートを行います。流れからして最後まで店内で遊んでくれたお客様が対象ですが、事前にお店を出たお客様と営業終了後に落ち合ってデートすることもあります。同伴以上に時間の制限がないので、朝までデートなんてこともあります。
ホストは24時間働いている?
お客様との連絡まで仕事に含めた場合、ホストが働いている時間は際限なく伸びていきます。
多くのお客様から指名を受けている人気ホストは誇張でもなんでもなく24時間ホストとしての対応を求められます。
レスポンスの遅いホストはお客様の心をつなぎ留めることが困難になります。
まとめ
ホストの就業時間は店内に限れば6~7時間と一般的なサラリーマンより短いです。
しかし、お客様との関係を保つ・良好にするためには早出・残業にあたる同伴やアフターをする必要があり、さらにはお客様との連絡を密にすればするほど1日中働いていることになります。
ホストとして成功するには様々な要素が必要ですが、限られた時間を有効活用することもその一つです。



