ホストの面接に落ちる人ってどんな人？

ホストクラブの面接はハードルが低いイメージがありますが、合格率は100％ではありません。様々な理由で不採用になってしまいます。

面接で注意すべきは「スーパーイケメンかどうか」よりも、もっと基本的な「人としてのあり方」や「接客業への適性」なのです。

面接担当が不採用だと判断してしまう人の特徴を3つのカテゴリーに分けて解説します。「これさえ避ければ合格率は100％に近づく」という視点でチェックしてみてください。

1.第一印象・身だしなみ編（清潔感が命）

ホストは「夢を売る仕事」であり、お客様に隣に座って接客する仕事です。顔の良し悪しよりも、「不潔ではないか」「TPOをわきまえているか」が最重要視されます。

清潔感という言葉は定期的にネットで議論を呼びますが、単にお風呂に入っていないと言うだけのことではありません。この人の近くに居たくないと思われてしまったらアウトです。

ジャージやスウェット、部屋着のような格好で面接に行くのは止めましょう。あまりにだらしない服装は、「仕事へのやる気がない」とみなされます。

特別なブランド物を着る必要はありません。「今日、女性とデートに行く」という想定で、洗濯されたシワのない服を着ていけば大丈夫です。

面接官は「お客様と楽しく会話ができるか」をシミュレーションしながら話しています。つまり、ホストとしての適性を見ているのです。

自信がなさすぎると、「接客ができなそう」と判断されます。ずっと相手の目を見続ける必要はありません。適度に鼻や口、おでこなどに視線をずらしましょう。

女性は話をしてストレスを発散する傾向があるため、ホストは「聞き上手」が求められます。面接官の話をさえぎったり、聞かれてもいない自慢話を延々とするのはNGです。

会話のキャッチボールができないとみなされます。話している途中で自分でズレを感じたのであれば「失礼しました」「すみません」など謝って再度答えましょう。質問の意味が分からなかった場合は正直に質問の意図について確認しましょう。

入室時の「失礼します」、椅子に座る前の会釈、敬語が使えない（タメ口）などは、組織で働く上でリスクと判断されます。ホスト業界はゆるいと思われがちですが、実際はそんなことはありません。

面接で無理に「面白い話」をする必要はありません。まずは相手の目を見て、笑顔でハキハキと相槌を打つことを意識しましょう。「上手く話そう」とするより、「相手の話をしっかり聞こう」とする姿勢のほうが、ホストとしての適性を高く評価されます。

未経験者の場合、面接担当者はスキルよりも「これからどれだけ頑張ってくれそうか」というポテンシャルの方を重要視しています。

「とりあえず座ってれば金になるんでしょ？」という態度は不採用になる確率を上げてしまいます。面接担当者は現役・元ホストの場合も多く、そういった態度は相手の仕事をバカにしているように見られてしまいます。

経歴や年齢、借金の有無などで嘘をつくと、後々トラブルになるため嫌われます。特に年齢はお店が営業停止になる可能性すらあるので嘘をつくのは絶対に止めておきましょう。

仕事内容や努力の話をする前に、「日払いは？」「ノルマは？」と自分の権利や利益ばかり主張しすぎると、「扱いにくい子」と思われてしまいます。常識の範囲内での質問であれば問題ありませんし、疑問点を抱えたまま入店するのもトラブルの基なのでほどほどで。

これは論外ですが、社会人としての基本ルールを守れない人は信頼されません。面接担当者も暇ではありません。様々な労力が無駄になってしまいます。事情があって面接に行けない場合は必ず連絡しましょう。

「稼ぎたい」という動機自体はむしろ歓迎されますが、伝え方が重要です。「楽そうだから」ではなく、「今の生活を変えたいから、必死に努力して稼ぎたいです」という熱意に変換して伝えましょう。その素直なハングリー精神こそが、面接官に一番響く言葉です。

ここまで読んで「自分は大丈夫かな…」と不安になった未経験者の方がいるかもしれません。でも、安心してください。多くのホストクラブにとって、「素直でやる気のある未経験者」は一番欲しい人材なのです。

なぜなら、他店での変な癖や悪い慣習に染まっておらず、これからお店のスタイル・色に染まって大きく成長してくれる可能性（伸び代）があるからです。

これさえできれば、多少口下手でも、ルックスに自信がなくても、面接官の心を掴むことは十分に可能です。

当サイトの求人・体験入店情報レビュー記事も参考にお店選びを進めてください。